先輩職員インタビュー

当技術部の技術職員に、業務についてインタビューしました。ぜひ参考にしてください。

若手職員 Tさん

採用年度:2023年

担当している業務について

 舶用機関プラントシミュレータ、通称MEPS (Marine Engine Plant Simulator) の保守・運用が主な業務です。MEPSでは、大型貨物船のエンジン部分を簡易的にシミュレーションできます。実習授業では、このシミュレーション装置を用いて船の基本構造や作動原理を理解し、機関室資源管理(ERM)の基本を習得します。技術職員として、授業の進行がスムーズになるように、シミュレーション操作や機器のメンテナンスに貢献しています。

仕事のやりがい

 実習授業中の主役は学生と先生であり、技術職員はそのサポート役に過ぎません。しかし、適切なタイミングでシミュレーション操作をすることで、授業を円滑に進めることができます。表向きには見えない操作ですが、縁の下の力持ちとしての役割にやりがいを感じています。

仕事で大変だったこと

 MEPS保守・運用の他に、先生方からの依頼や研究室単位での業務依頼があります。その際には新しい知識を必要とする業務が多くあるため、その度に新しく勉強することがあります。常に自身のアップデートを必要とされるのは大変ですが、その分業務の幅が広がり、自身の成長を感じられると思います。

ある1日のスケジュール

08:30
始業
― メールチェック
09:30
準備
― 実習授業の準備
10:40
授業
12:15
昼休み
13:30
研究室の打合せ
15:45
分析プログラムの作成
― 打合せ内容を元に研究の支援となる分析プログラムを作成
17:15
終業

ベテラン職員 Iさん

担当している業務について

主に、船舶運航シミュレータの管理を担当している。

オペレート業務

本装置は操船関連の授業及び演習、実習で用いられており、シミュレーション実施中は適切なオペレートが必要となりシナリオ及び、教員の指示により適宜対応する。またシナリオ作成及び修正等を行う。

維持管理、装置不具合対応

施設使用予約管理、施設整理清掃、LOGの集計報告。不具合確認及び対応可能な場合は対応し、業者対応の場合は業者への依頼等を行う。備品等の補充購入等。

その他、授業や演習、学生の卒業研究のサポートなど、様々な業務を担当している。

仕事のやりがい

 大学での業務は教育研究を推進する為に行われており、その為教員との距離が近く有効なコミニケーションがとれる。実験・実習を通して学生と触れ合う事も多く、大学の教育や研究に貢献している充実感が得られる。教員との検討の上に仕事を任されており自分の裁量で仕事を行う事が出来、遣り甲斐と達成感を得られる。スケジューリングも自分でコントロールできるためストレスの少なく仕事を行う事が出来る。

仕事で大変だったこと

 実験装置やプログラム作成で行き詰まり何度も何度も試行錯誤を繰り返し、漸く完成した時の喜びと達成感と充実感が得られる。様々な仕事を任されることが多く、その際に新たな知識やスキルが必要になるので、常に勉強が必要となる。以前学外で実験を行った際は、毎回大がかりな実験準備から装置移送や現地での設置調整及び数日間に及ぶ実験実施、実験全体が無事に終了するまでのサポートを行っていた。かなりの緊張があったが、その分、非常に大きな達成感と充実感が得られた。